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研究ノート

note22 「聴こえる声7種」仮説

それは幻聴や、妄想や、ありえへん、おかしいんちゃう、病気ちがう、勝手なことばかり言って…。

正直に思ったこと、聴いたことを話しただけなのに、場や相手によっては対応に困って、気づいたら措置入院になってました、という方に少なからず関わって来ました。
措置入院までにはならないまでも、不登校やひきこもりになったり、いじめられたり、無視されたり…。辛い体験を重ねてこられた方に少なからず関わって来ました。

『COCORA 自閉症を生きた少女』Ⅰ 小学校編(天咲心良:著、講談社:刊)
には、2つの「声」と、夢の体験がリアルに書かれています。そして、彼女は、それらが自らが作り出しているものだと気づく…。
この本を読んで、仮説にかなり確信が持てたので、アップすることにしました。

1.現存する(今まさに体験する)人の話し声に、聴覚器官が反応して聴覚中枢を通して、「聴こえる」と認知するもの。
2.自身の話し声に聴覚器官が反応して、聴覚中枢を通して、「聴こえる」と認知するもの。
3.過去に体験・記憶した1.の「声」が、何らかのキッカケでフラッシュバックされ、聴覚中枢を通して、「聴こえる」と認知するもの。
4.自身の思考(を意識レベルで読み上げること)を、聴覚中枢を通して、「聴こえる」と認知するもの。
5.現存する他者が、自分に対して抱いているであろうと(思い込む)思考が生じることで、聴覚器官が反応して、聴覚中枢を通して、「聴こえる」と認知するもの。
6.何らかのキッカケや刺激(何かが擦れ合う音や機械音など)に聴覚器官が反応し、3.および5.が不合理に神経ネッワークレベルで連結することで錯綜した情報(何らかの言葉を別人が発しているなど)を、聴覚中枢が「聴こえる」と認知するもの。
7.おそらくはレム睡眠時の「夢」で創出された動画を、主観的な事実として認知・記憶し、1.の体験記憶として思い込んでしまっているもの。

<参考>『幻聴の世界―ヒアリング・ヴォイシズ』
「聞こえる」という訴えが、これらの中のどれなのか(あるいはこれら以外のものなのか)を聴き分けるスキルが、「支援する」、「関わる」人に求められている。それをしくじると、画一的に「幻聴」と扱われ、不適切な対処をされてしまう歴史を、まざまざと見てきた。

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